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Y.E.Titarenko*; O.V.Shvedov*; V.F.Batyaev*; E.I.Karpikhin*; V.M.Zhivun*; A.B.Koldobsky*; M.M.Igumnov*; I.S.Sklokin*; R.D.Mulambetov*; A.N.Sosnin*; et al.
Proc. of 2nd Int. Topical Meeting on Nuclear Applications of Accelerator Technology (AccApp'98), p.164 - 171, 1998/00
0.13,1.2及び1.5GeV陽子で照射されるBi,Pb,Cu及びCoの薄いターゲット中における放射性核種の生成量に関して実験及びシミュレーション解析結果を報告する。生成量は高精度線スペクトル分析装置で測定した。実験において照射量はAl(p,x)Na反応を利用してモニターした。総数801核種の断面積が実験データから解析され、HETC,GNASH,LAHET,INCL,CEM95,CASCADE,NUCLEUS,YIELDX,GMD,ALICEコードによるシミュレーション結果と比較した。実験はロシアのITEP研究所で実施し、測定はITEP及び原研で、シミュレーション解析はITEP,原研,LANL及びORNLで実施した。
田中 進; 中島 宏; 中根 佳弘; 坂本 幸夫; 明午 伸一郎; 田中 俊一; 高田 真志*; 黒沢 忠弘*; 中村 尚司*; 中尾 徳晶*; et al.
原子核研究, 41(3), p.101 - 112, 1996/06
加速器施設の迷路遮蔽設計用のベンチマークデータとして、67MeVの陽子によるCu(p,xn)反応を用いた中性子源を用い、TIARAの第2軽イオン室で迷路内漏洩線を測定した。測定器は、BC501Aシンチレータ, ボナボール検出器, TLD, 固体飛跡検出器, レムカウンター及び放射化検出器を用いた。これら多種類の検出器を用いて測定した照射室内の中性子・ガンマ線強度分布、迷路散乱中性子・ガンマ線のエネルギースペクトル及び線量・強度分布を報告する。
C.D.Jonah*; 畑田 元義*
JAERI-M 93-248, 33 Pages, 1994/01
安定剤が存在しない金属イオン水溶液の線照射により生成する金属微粒子の凝集機構を調べる方法を見出すために、硫酸パラジウム水溶液を窒素飽和した後、線照射(11.2kGy/h,10kGy)を行った。照射後の溶液の濁度変化を可視紫分光光度計を用いて700nmにおける吸光度より調べ、また生成した固体微粒子の粒子径分布の時間的変化を動的光散乱粒子径アナライザーを用いて研究した。濁度は、照射後の時間とともに単調に減少すること、また、生成した微粒子の粒子径分布は400~800nmと1500~2500nmにピークを持つものであることがわかった。得られた粒子の密度は、バルク金属の密度よりも小さいものであると考えられる。硫酸パラジウム・硫酸銀水溶液についても同様の研究を行った。
関根 俊明; 初川 雄一; 小林 勝利; 原田 秀郎*; 渡辺 尚*; 加藤 敏郎*
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(11), p.1099 - 1106, 1993/11
被引用回数:27 パーセンタイル:90.19(Nuclear Science & Technology)放射性廃棄物核種の消滅処理研究に必要な基礎的データとして、Cs(n,)Cs反応の熱中性子断面積と共鳴積分をCd比法を元にして測定した。約0.4MBqのCsを可動のCd遮蔽体を備えた気送管を用いることにより、スペクトルの大きく異なる中性子照射を行った。中性子束とその中の熱外中性子の割合をモニターするためにスペクトル依存性の異なる複数の放射化検出器を同時に照射した。照射後、Cs試料を化学的に精製してから高純度Ge検出器で線スペクトルを測定しCsの収率を求めた。中性子スペクトルの差によるCs収率の変化と中性子束に関する測定結果からCs(n,)Cs反応の熱中性子断面積(2200m・s中性子)0.250.02bと共鳴積分0.360.07bを得た。この結果は我々が以前に報告した原子炉中性子に対する実効断面積値と矛盾しない。本研究の結果、評価値は共鳴積分を過大に見積もっていることが明らかになった。
村上 清信; 小林 岩夫
JAERI-M 93-179, 107 Pages, 1993/09
本報告書は動力炉核燃料開発事業団から受託した、「照射済プルトニウム燃料のガンマ線スペクトル調査」(昭和59年7月2日~昭和60年12月25日)で行ったガンマ線測定データ及び燃焼解析計算結果のデータ集として取りまとめたものである。測定した燃料はプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料であり、照射後約15年間冷却されたものである。使用済MOX燃料の長期冷却後におけるガンマ線スペクトルデータを与える。
臼田 重和
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(9), p.927 - 929, 1992/09
線にのみに高感度で且つ減衰時間が比較的遅いZnS(Ag)シンチレータと減衰時間が速い有機シンチレータを組合わせたホスフィッチ検出器-ZnS(Ag)/NE102A及びZnS(Ag)/スチルベンーを製作し、及び()線の立上がり時間スペクトルを測定してその波形弁別特性を調べた。いずれも、及び()ピークに対して、極めて大きな分解能(FOM:10及び8)をもつことがわかった。そのため、双方のテイリングも無視できる程度に小さかった。これらのホスフィッチは、グロス及び()線の同時計測用検出器として最適である。
臼田 重和; 阿部 仁
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 321, p.242 - 246, 1992/00
被引用回数:17 パーセンタイル:81.26(Instruments & Instrumentation)金蒸着マイラー膜で保護したCsI(Tl)シンチレータを用いて波形弁別法により、アクチノイド溶液中の及び()放射能を連続的に同時測定できるフローモニターを開発した。約0.1から100g/1の広い濃度範囲の濃縮ウラン溶液を用いて、フローモニタリング試験を行い、良好な結果を得た。
臼田 重和; 三原 明; 阿部 仁
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 321, p.247 - 253, 1992/00
被引用回数:21 パーセンタイル:85.56(Instruments & Instrumentation)種々の固体シンチレータ(CsI(Tl),NaI(Tl),CaF(Eu),BaF,BGO,スチルベン,NE102A)を用いて、簡単な波形弁別法により固体測定試料からの及び()線の立上り時間スペクトルを測定した。そのうち、最も良い分解能(FOM:2.4)を示したシンチレータは、CsI(Tl)結晶であった。金及びアルミニウム蒸着したマイラー膜の種々の溶液に対する耐食性試験を行った後、CsI(Tl)シンチレータをそれらの膜で保護することにより、溶液試料からの及び()線の波形弁別も可能であることを確かめた(FOM:1.8-2.0)。
関根 俊明; 初川 雄一; 小林 勝利; 原田 秀郎*; 渡辺 尚*; 加藤 敏郎*
Proc. of the Nuclear Data for Science and Technology, p.57 - 58, 1992/00
放射性廃棄物核種の消滅処理研究に必要な基礎的データとして、Cs(n,)Cs反応の断面積を測定した。0.4MBqのCsターゲツトを410n/cm/secの熱中性子束で10分間照射し、化学的に精製してから、相対効率90%のGe検出器で線スペクトルを測定した。CsとCsの線強度比から得られた熱中性子断面積はStupegiaの報告値の2倍であった。そこで、更に詳しいデータを得るためにJRR-4気送管に設置されたCd遮蔽筒を用いてCd比測定実験を行った。その結果、熱中性子(2200m/sec中性子)断面積0.250.02b、共鳴積分0.360.07bを得た。この結果は、Stupegiaと我々の結果のくい違いは中性子スペクトルの差によるものでないことを示した。以上の結果はCs異性体の生成を無視して得たものであるが、Huizengaらのモデルによって核異性体生成比を計算し、これによる誤差を評価した。
貴家 恒男; 萩原 幸
EIM-84-132, p.37 - 46, 1984/00
ポリイミド,ポリ(エーテル・エーテル・ケトン)PEEKなど11種類の芳香族系ポリマーを酸素圧0.7MPa下で510Gy/mの線量率の線を照射し、酸化雰囲気下での劣化挙動を主として引張り試験により検討した。芳香族系ポリマーも酸化雰囲気では劣化が促進され、真空中照射に擬せられる電子線照射の場合と較べて約1桁低い線量で劣化することがわかった。しかし放射線に対するポリマーを構成するユニットの安定性の序列は電子線の場合とは変らなかった。PEEKについての粘弾性測定から酸化雰囲気では架橋は起らず、もっぱら主鎖切断で劣化が起ることが実験的に確かめられた。また、構造の異なるポリイミドの耐放射線性の相互比較からも、電子線照射の場合は主鎖切断と同時に架橋も起るが、酸化雰囲気下では架橋は起らないことが示唆された。
片倉 純一; 原 俊治*; 内藤 俶孝
JAERI-M 83-016, 45 Pages, 1983/02
評価済核構造データファイル(ENSDF)を用いて、放射性核種の生成量、崩壊熱、ガンマ線スペクトル計算用の崩壊データライブラリーを作成した。崩壊熱、ガンマ線スペクトルの計算を通してENSDFにおけるデータの適応性を検討した。冷却時間の短い所では、崩壊熱、ガンマ線スペクトルとも実験値より低目に算出された。冷却時間の長い所では両者とも満足すべき結果を得た。これらの原因についても考察を行った。
川崎 弘光*; 関 泰
JAERI-M 82-091, 67 Pages, 1982/07
多群の中性子束とガンマ線束のエネルキースペクトルと反応率の空間分布をプロットする計算する計算コードAPPLE-2を開発した。本コードは以前に開発したAPPLEコードの改良版であり以下の特徴を有している。(1)ANISN、DOTおよびMORSEで計算した中性子束およびガンマ線束のエネルギースペクトルをプロットする。(2)中性子束とガンマ線による各種の反応率、例えば核発熱率、運転中の線量率、はじき出し損傷率などの空間分布を計算しプロットする。(3)標準的なレスポンスライブラリーの使用と放射線輸送計算コードとの連動により入力法を大巾に簡単にした。(4)プロット結果をそのままレポー卜等に利用できる。
佐伯 正克; 立川 圓造
Radiochimica Acta, 20(1-2), p.27 - 32, 1973/02
Br(n,)Br,Br(I,T)Br,Br(I,T)Br反応により生ずる反跳臭素とエタンとの反応を比較すると、全有機収率、生成物の相対収率、ともに核反応により大きく異なる。この差は主として臭素の初期運動エネルギー分布の差によるものであり、(I,T)反応からの臭素のエネルギースペクトルは低エネルギー側に広がっており、約30%の臭素は全く反応にあずからない。又希ガス雰囲気でのイオン分子反応収率の比較からBr(n,)Br反応の初期荷電率は33%と推定された。
Malins, A.; 越智 康太郎; 眞田 幸尚; 山口 一郎*; 佐藤 達彦
no journal, ,
This talk will present two examples of using PHITS for simulating gamma ray spectroscopy. The first example concerns a LaBr(Ce) detector used in unmanned helicopter radiation surveys in Fukushima Prefecture. The second example concerns the modelling of a HPGe gamma spectrometer inside a monitoring vehicle. The purpose of this talk is to demonstrate the capabilities of PHITS, including recent developments, for modelling gamma spectrometers.